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10代の頃、制服でライブをしたときに

「若さを売りにしている」

と言われたことがあった

たしかに自分がやっていた音楽は

恥ずかしくなるくらい

等身大で

でもそれはファッションとかではなく

嘘偽りないリアルで

売りにするとか

狙ってやっているとかではなく

自分たちがそのとき考えて

おもしろいんじゃね?って思った

その時の最高を

やっていただけにすぎない


けれども「若さを売りにしている」と言う言葉により

お前には若い以外特徴がない価値がない

と言われた気持ちになって

それはだんだんコンプレックスとなり

10代の頃から心の奥底で

若さが失われた時に自分に残るものについてをずっと考えて生きてきた


(こういう小言を言ってきたやつらに限って男と寝まくって若さを楽しんでいたし

今はそんなこと忘れて音楽なんて不必要になって普通の顔して生きてて笑える)


そのおかげか過去現在未来

自分が空っぽにならないように

薄っぺらくならないように

年齢とか若さに捉われずに生きれるように

その時起こりうる最高をちゃんと

選択して生きてこれたと思う



***



何かを作らなくなった今でも

若さが失われつつある今でも

自分が劣化しているなんて

思ったことは一度もない


女子高生だからとか

若いからとか


そう言う基準で判断されなくなった今が一番本質の自分を見てもらえている気がします


言うならばそう言う目で

見ていた人間は全員周りからいなくなったと言っていいと思う


何かを作らないと

何かを生み出さないと

自分の価値なんてない

と思っていた10代や20代前半が終わって

ただ毎日を作ることだけに

価値を見出せるようになった今


ふつうの人間になるから

もうライブには来れない

といったあの人のことを思い出したり

有名を守るために

大人になっても

青春みたいな歌を歌い続けている

同年代の歌をきいて

人生や幸せについて考えたりしていた

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どんな人生も否定せず

年齢、性別に捉われない

人間で居続けることが目標です